ボクはハンタースクール・2年Fクラスのアヅマ。ハンタースクールは、この世界に未だ発見されていない宝物を探し出すトレジャーハンターを育成する学校なんだ。去年、同じクラスのモモちゃんと『縄文の四宝』を発見して以来、福島市に眠る秘宝を調査しているのさ!そして今、調査しているのは『魔女の瞳』と呼ばれる秘宝伝説。調査のきっかけは、ある晩に見た夢だった。白く輝くうさぎがふわっと現われて、僕を吾妻山に連なる一切経山の五色沼まで案内したんだ。そして僕を見つめて消えていった。僕は夢に出てきたうさぎが、吾妻山の伝説「種まきうさぎ」に出てくる、うさぎの化身じゃないかって思っているんだ。福島市から見える吾妻小富士の麓には、春が近づくとうさぎ形の残り雪が見えるんだけど、昔、作物が育ちにくい村に恵みの水をもたらしたうさぎが山神となり、うさぎ形の残り雪が見えるようになったと言われているらしい。この雪うさぎの出現が、春(=種まきの時期)になったことを知らせてくれることから「種まきうさぎ」と呼ばれるようになったんだ。僕は、夢に出てきたうさぎに何かしらの意味があると思ったから、五色沼を調査することにした。するとそこにある秘宝が隠されていることがわかった。それが『魔女の瞳』と呼ばれる秘宝だったのさ!『魔女の瞳』は、五色沼の不思議な力から創り出された魔晄石(まこうせき)のこと。5色に変わる『魔女の瞳』は、手にした者に大きな力を与えるとされている。伝説によれば、平安時代の僧であった弘法大師が五色沼を訪れた際、光り輝く魔晄石を見つけたという。でも、その石が持つ力はとても強く、自然や人々に悪影響を及ぼすと察した弘法大師は、石を4つに砕き封印することにしたみたい。時が流れ、いつしか5色に変わるこの魔晄石は『魔女の瞳』と呼ばれるようになった。だけど、その封印も時が経つにつれ弱まり、力が戻りつつあるようなんだ。もしかしたら、このことを伝えるために、僕の夢にあのうさぎが出てきたんじゃないかな。僕とモモちゃんは、さっそく4つの欠片となった『魔女の瞳』を探し出し再び封印するために調査を始めた。すると、『魔女の瞳』の在りかと封印の呪文が記された謎めいた古書を見つけることが出来たんだ。よかったらキミも一緒に『魔女の瞳』を探さない?謎を解いて吾妻山を守ろう!この物語はフィクションです。